「親の親 その又 親」
 
親の数? 

二人に決まっているじゃないの? と思うでしょうが、

その親にも親がいます。又その親にも・・・
 
自分の親が父と母の二人。その二人の親には四人の親がいます。

こうやって自分を一代として十代さかのぼりますと千二十四人にもなります。

二十代さかのぼると百四万八千五百七十六人になります。

三十代さかのぼれば何と十億七千三百七十四万一千八百二十四人にもなります。

実際には互いに重なり合う部分もありますのでこの数の通りにはまいりませんが、計算上はこのような数字となります。その全員がいてくれたお陰で今の自分がいるわけです。

すばらしいことであり、恐ろしいことです。不思議中の不思議。奇跡中の奇跡です。

でありますから、今の自分の命を次につなげなければいけないのです。何十億人、いや無数の命のお陰で今の自分があるのですから、その命を自分の代で途絶えさせることはこの上ない大罪になります。 自分の尊さ、親の大事さ、そして自分の子供を如何に大切に育てなければならないかじっくりと考えていただきたいのです。
 
自分は自分一人ではありません。無数の方々の血が流れておりますし、その全てはいただいたものです。自分で作ったものではありません。
 
自分の子供も自分で作ったものではありません。不思議・奇跡の中からの預かりものです。(自分で作ったという方には、次はもっとちゃんとしたものを作りなさい。といいたい。) 

自分以前の命に感謝し、その命を何時までも途切れない様にしなければなりません。