「 孫からの手紙 」
−−−おじいちゃん おじいちゃんが心臓の病気で倒れたとお母さんから聞いたとき、私も胸がグッーと締め付けられたようになりました。
おじいちゃん、おじいちゃんは家族の宝物です。
おじいちゃんのいない家の中は、なんだかとても暗い気持ちがします。
おじいちゃんの大きな声が聞こえないからです。
学校から帰って「ただいまー」と言うと、いつでも「おー お帰り!」と言うおじいちゃんの声が返ってきました。その声が今はありません。おじいちゃんの、「おー お帰り!」って言う声が聞こえないと、家に帰ってきた気がしません。
おじいちゃん、早く元気になって返ってきてください。
昨日も、お父さんやお母さんが「この家の大黒柱はまだまだおじいちゃんだ。みんなおじいちゃんを頼りにしている。早く帰ってきてもらいたいねぇ。」って話していました。
おじいちゃん、家族みんながおじいちゃんを頼りにしています。早く元気になって返ってきてください。待っています。−−−
「嬉しかったですよ 今年84才 そろそろお迎えが来たかとガッカリしていたところへ家族みんなが私を頼りにしてくれてると言ってきたのです。『まだまだ大黒柱』だつて! うれしくって。 分かりますかこの気持 ああ私はまだ頼りにされている、生きている価値があるんだと思ったら病気がぶっ飛びましたよ。こんな有り難い病気見舞いがほかにありますか
人は頼りにされているんだと思えば、どんな苦労も苦になりません。
この手紙は私の宝物です。お守りです。」
これはまさに「愛語施」言葉のお布施です。おじいちゃんはお孫さんからすばらしいお布施をいただきました。